Hビザ以外の就労ビザ-Iビザ


December 20, 2011





 

 私は風邪をこじらせてしまい、ひどい目に遭っていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
もう、クリスマスが近いのですが、今年は事務所が忙しくて、なかなか休みがとれません。今年も一年早かったですが、もう終わりですね。
 ぜひ平穏な年末年始をおすごしください。また来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 さて、今回は、Iビザというビザの種類について考えたいと思います。
 すでに、ネットでは、ビザの種類などについては詳しい情報があるでしょうし、アメリカ大使館などのウェブサイトにおいても、基本的な情報を得ることは可能だと思います。
 ただ、今回は、Hビザの代替えとしてIビザが使えないのか?、という視点から考えるということを目的にしたいと思います。

 2012年度の新規H1-bビザの申請分の受付が、2011年11月22日で終了しました。
 来年度の申請を考えるとしても、「今すぐ」になんらかのビザを取得したい場合には、Hビザ以外のビザでつながなくてはなりません。
 すでにいくつかのHビザの代替え方法はじんけんニュースで考えましたが、ここでは、メディアに絡んだIビザというカテゴリーを考えたいと思います。

 まず、全体像を簡単に考えましょう。

 最初に、Iビザのスポンサーとなりえるのは、米国外にあるメディア関連の会社です。
 そして、申請する外国人は、メディアに関連する業種を担当している必要があります。
 例としてあげられるのが、レポーター、ジャーナリスト、映像担当、プロデューサー、編集担当などの肩書きを持つ人となります。言い方を変えると、もしこれらの肩書きをもつ人たちがアメリカに入国し、報道に関わるのであれば、Iビザを取得する必要がでてくるということです。

 日本人が注意したいところですが、日本人は、ビザウェーバーを使用して、ビザをなくしてアメリカに入国できます。

 しかし、報道にかかわる活動は、厳密に言うとビザウェーバーでの入国ではカバーされない活動なので、場合によっては、Iビザがないと入国を拒否されてしまう可能性があります。

 ですので、報道に携わるかたは、万が一入国でトラブルことを避けるために、ビザウェーバーでぼんやり入国するのではなく、Iビザを取得されておくことを強くお勧めします。
 また、入国の際には、Iビザを見せるだけではなく、どの企業で報道の活動に携わっているのか、その証拠をみせるように尋ねられることが多くあります。

 ですので、ビザだけではなく、雇用を証明できるような証拠、たとえば名刺や、プレスパスなど、見せられるものは、入国時に携帯されておくべきだと思います。

 少々話が逸れましたが、Hビザの代替えとして、Iビザが使えるケースがあります。
 まず、雇用主が外国(アメリカ国外)のメディアということですから、雇用主がアメリカ国内にあるだけでは取得できません。ですので、Hビザの代替えとしたい場合には、雇用主をアメリカ国外のメディアに設定できるかがカギになります。

 この「アメリカ国外のメディア」という定義が曖昧なので、解釈の余地がありますが、主に、外国資本で経営されているメディアであれば良いとされています。
 また、アメリカのメディアの外国支店からの特派員でも、主に、アメリカのニュースを外国支店のために提供する目的であれば、良いとされています。この辺の設定を気をつけておこなう必要はありますが、要件はさほどきついものではありません。

 つぎに、メディアで働く人の範囲ですが、フィルムを作る場合でも、報道のためのフィルムであれば、Iビザですが、広告や、いわゆる一般公開の映画を撮影するためであると、Iビザの対象にはなりません。報道のためではないからです。
 また、報道に直接かかわらない、デザイナーなどはIビザの取得ができません。

 一方、編集であれば、報道に直接かかわるとみなされるので、Iビザの取得が可能です。また、報道の定義に関して、たとえば、ショーの撮影などでも、主に報道目的であれば、Iビザの対象となりますが、クイズや物語を対象にする撮影ではIビザの対象となりません。

 ですから、あくまでも、報道に絡めて申請しなければならないということがわかります。もし、スポンサー企業が報道関係であり、そこで、報道に関する仕事を得られるのであれば、Hビザを取得せずに、つなぎとしてIビザを考えることは十分に合理的であります。

 Iビザには、家族に対するビザもHビザなどの就労ビザと同じように用意されていますので、一時的につなぎにつかうとしても十分な家族サポートも用意されています。

 今年も一年、じんけん.comをご愛顧いただき誠にありがとうございました。スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。
また、来年もどうか宜しくお願いいたします。


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カテゴリー: 国際弁護士なブログ | 投稿日: | 投稿者:

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