2010年度H-1Bビザ最新情報


April 13, 2009




 

 H-1Bビザの2010年度分の申請受付が2009年4月1日にはじまりました。H-1Bビザの内容についての詳細はここでは割愛させていただきますが、簡単にポイントを考えると、H-1Bは就労のための非移民ビザです。そして、毎年4月1日を次年度の申請書を受け付けはじめます。この申請に関して、新規申請分については、6万5千件という上限が設定されています。もちろん、この上限設定分以外にも、数万件別枠が用意されていますが、ここでは詳しく述べません。

 この数年、アメリカはバブるでした。そのおかげでたくさんの外国人の雇用も創出してきました。そのため、毎年アメリカにおいてH-1Bの新規申請分が上限を超えてしまう状況になっていました。このところ、H-1Bの申請ができるかどうか、抽選になっていた状況だったのです。

 毎年、4月1日に移民局がH-1Bビザの新規申請分を受け付けます。法律事務所はその時期を狙って書類を出すわけです。わたしの事務所の移民チームは毎年の「行事」の様に忙しくしていました。会計チームの忙しさと重なって、てんやわんやです。

 ところが、今年は、ずいぶん肩すかしな状況になっています。移民局の発表だと、4月9日時点で4万2千件程度、受理しているということです。この中である程度の数の申請は認められないでしょうから、実質はもっと低い数しか集まっていないということになります。これは如実にアメリカ経済を反映していることになります。ほとんどの雇用者が雇わず解雇をしているわけですから、新規申請数が増える状況にはないのでしょう。移民局の発表によると、今年は抽選になることはなさそうです。つまり、まだまだH-1Bビザが受け付けてもらえる状況なので、仕事をまだ探している人にはある意味朗報なのでしょうか。

 実はアメリカにおいて、H-1Bビザを取得している国別統計では日本は上位5カ国に入っていません。多い順に、インド、カナダ、英国、メキシコ、中国ということになっているのです。H-1Bビザは通常、学生等がアメリカの会社で働くというパターンが多いので、日本からの留学生が減っている近年では納得がいくことかもしれません。
一方、L-1ビザという親子会社間での社員の異動に使うビザでアメリカに滞在している日本人は、上位3位に入っているのです。Lビザについては、インド、イギリス、そして、第三位が日本ということになっています。
 そして、日本人で、Lビザを持っている人口をみると、2006年に3万4千人、2007年に3万6千人、そして2008年では3万7千人ということで、あまり変化はないのです。すなわち、日系の企業は増減があまりない、ということなのです。

 つまり、H-1Bビザの申請数が激減しているというのは、アメリカの企業に顕著な傾向でしょう。また、オバマ政権になって、アメリカ人の雇用創出に力をいれていますから、外国人にとっては、就職活動は以前よりも厳しくなっていることは間違いないでしょうね。

次回また新しいトピックを考えていきたいと思います。


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