アメリカ入国時の新システム導入


June 10, 2008




 

サンフランシスコは天気が良い日が続いていますが、皆さんがお住まいの地域はいかがでしょうか。日本は梅雨でしょうから、嫌な季節ですが、体調に気をつけてくださいね。

さて、今回はアメリカ市民権を持っているか、永住権を持っている外国人がアメリカに入国する場合の新システムが導入されることになりましたので、内容をご紹介していきたいとおもいます。

移民局(国土安全局 Department of Homeland Security ですが、わかりにくいので移民局としておきます。)は市民権者、永住権者のアメリカ入国(帰国)を簡略にするために、試験的に新たな方法を導入しはじめましたので以下考えます。

移民局は本日3つの新システムを導入する旨、公表しました。

一つは、グローバル・エントリープログラム(the Global Entry pilot program)、二つ目はパッセンジャー・サービス・プログラム(the Passenger Service Program)、そして3つ目はモデル・ポート・イニシアチブ(Model Ports Initiative)です。
基本的にこれらのプログラムは入国審査をどのように改善していくかということが目的になっています。今回の新システム導入の理由は、アメリカ入国に際し時間がかかるというクレームが多かったということが挙げられるとしています。

 まず、グローバル・エントリーですが、低リスクのアメリカ市民権者、永住権者が事前に承認を得ていれば、入国のスクリーニングが簡略化できるというものです。今日から、ヒューストン、ニューヨーク、ワシントンDCの各空港で試験的にはじまりました。
 このシステムですが、一旦、身体的な情報を登録し、バックグラウンドチェックを通して犯罪歴がないかどうかを確認し、入国審査官とインタビューをすることにより、事前承認を得ます。そして、事前承認を得た場合、上記の3つの空港では、備え付けの機械を通して入国審査と税関申告をすることができます。
 電子的に情報を確認しますので、入国審査官の審査を受ける必要はなくなります。出入国を頻繁にされることがあれば、今から申請されておくと便利だと思います。
https://goes-app.cbp.dhs.gov/
 上記のページをチェックしてみてください。オンラインで申請が可能です。日本でも同じようなシステムが導入されていますので、日本のパスポートをお持ちの方は、日本からの出国、日本への入国をする際に入国審査官に聞いてみると良いと思います。

 このグローバル・エントリーが一番今回の新システム導入で大事なのですが、他にも、パッセンジャー・サービス・プログラムというのも導入される予定です。これは、通常の会社が使っているようなカスタマー・サービスを各空港の入国審査の時に使うことで、入国の際のトラブルを低減させようとするものです。何か質問があれば、入国審査に際して質問をすることにより、一般的に待ち時間を減らそうとするものです。

 さらに、移民局は、今まで試験的に行われていたモデル・ポート・イニシアチブをさらに18の空港で始めることを決定しました。アメリカに入国する外国人に対して、情報を提供したり、サイン等を見やすくすることで、アメリカ入国をスムーズにする手助けをすることを強化していくというものです。新しいテクノロジー等の導入も進んで行われる予定です。

 以上のように、入国をスムーズにするようなシステムがぼちぼち導入されてきていますが、まだまだ改善されるべき点は多くあると思います。外国人あってのアメリカなのですから、もう少し永住権を持たない外国人にもスムーズな入国ができるような方策を考えていってもらいたいと思います。

また次回新しいトピックを考えていきましょう。


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