US-VISITプログラムについて






 

連邦移民局がまた名前を変えました。Bureau of Citizenship and Immigration Services(BCIS)からUnited States Citizenship and Immigration Services(USCIS)に2003年11月1日をもって変更されました。
今、アメリカ移民法はあらゆる面から見直しがされていて、ある意味激動の時代だと思います。外国人にとっては非移民ビザを持っていようと、永住権を持っていようと、アメリカは厳しく管理をしていこうとしています。感覚的には、外国人に対して「厳しい」というよりは「窮屈」になってきたといったところでしょうか。以下の情報を皆さんが消化すると、なんとなく現在のアメリカ合衆国の外国人に対する対応の雰囲気がつかんでいただけると思います。

さて、今回は永住権をお持ちでない外国人の方が知っておかなくてはいけない情報を考えましょう。新しく国土安全局(The Department of Homeland Security)が施行するUS-VISITプログラムについてです。このプログラムの一部は2003年12月31日から米国の出入国管理に適用されます。

まず、米国入国に関してですが、2003年12月31日から、非移民ビザを使用してアメリカに入国する場合には両手の人差し指の指紋を採取されます。インクを使わないタイプのコンピュータ管理だそうです。また、同時に写真も撮られます。これらのステップは従来の入国審査、つまり書面審査に加えてのものですから、懸念としては、一人一人の処理に時間がかかることが考えられます。これは、従来時間がかかっていた移民審査に加えて、更に問題が増える可能性があるということです。最悪ですね。また、覚えておきたいのは、セカンダリー・チェック、つまり別室に連れて行かれて事情を聞かれる可能性が増えるということです。指紋や写真で少しでも問題が生じると、次のステージに。まるでテレビゲームのようです。

今までは、出国に際してはアメリカはあまりうるさくなかったですね。日本を出国する方がよほど難しかった。ところが、2004年にはアメリカは他の国に比べて厳しくなりそうです。今までは、非移民ビザをお持ちの方は、I-94またはI-94Wを空港の航空会社のカウンターで提出すれば済みましたが、それに加えて、指紋を採り、更にパスポートをスキャンする必要性がでてくる模様です。各空港はその施設をつくることに時間とお金をかけなくてはいけないですが、2004年にシステムを完了させるように連邦政府は指示をしています。

このように、出入国に際してアメリカ合衆国は指紋を要求することが現実的になってきました。これによって、不法滞在者、特にビザの期限が切れているにもかかわらず、アメリカに滞在をしている外国人にとっては、1996年に施行された、3年・10年の入国禁止の法律がより一層厳しく適用されるおそれがあるということです。ですので、これからコンピュータ管理される時代に来ましたので、不法滞在にはより一層注意が必要でしょう。

あと、20年くらいたつと、はっきりブッシュ・ジュニア政権の評価がアメリカでも出てくるのでしょうが、仮に「戦争好きのアメリカ」という烙印が押されるのであれば、その反動で、善良な移民や非移民保持者のコントロールに多くのお金を費やした、ということも評価の一部としてあがると思います。

それではまた次回まで。


 
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