I-94について






 

今回は非移民ビザに関する質問を考えていきたいと思います。永住権をお持ちでない、日本人の方には必読です。まとめると「日本から留学しています。今度、大学を卒業し、働きだそうと思っているのですが、就労ビザを取るにあたって、アメリカに入国した記録(I-94)が必要だということでした。ところが、この紙をなくしてしまい、困っています。この記録を再度取得することはアメリカ国内にいて可能なのでしょうか」という質問です。

 まず、このI-94というのは、アメリカに飛行機で入国する際に必要な書類です。飛行機の機内で、日本人の方なら必ず入国前に記入しておかなくてはならない書類です。ビザ無し入国をされる方は薄緑色の縦長の用紙、なんらかのビザをお持ちの外国人であれば、白い縦長の用紙に記入します。この用紙がI-94と呼ばれるものです。このI-94はアメリカ入国の際に、分割され、小さな一部を外国人のパスポートにホチキスで留めて返されます。

このI-94の用紙に書かれている期間、外国人はアメリカに滞在することができます。薄緑のI-94Wという用紙を使われていれば、最長3ヶ月、その他のビザについては、ビザの種類によって、決定されることになります。この用紙はアメリカ国内で滞在できる期間を示す大事な書類ですから、パスポートと一緒に持っておくことが大事なのです。時々今回質問をくださった方のように「紛失してしまった」という場合がでてきます。その他の場合でも、パスポートが盗難にあったという場合も考えられます。

 この場合、アメリカ国内で、何らかの他のビザに書き換えをしたいと思っても、入国記録が無いと、書き換えができません。今回質問された方のように就労ビザに変更したいと思っても、その申請において現在合法的にアメリカに滞在していることを示さなくてはいけませんから、入国記録が非常に大切になってくるわけです。

 移民局はこのような場合を想定して、I-102という書類を用意しています。移民局のサイトからダウンロードすることができます。このフォームに記入して、皆さんが一時的に滞在されている場所を管轄する移民局に提出することになります。フォームは一ページとちょっとなので、何も弁護士に相談されることは無いと思いますが、注意して記入しないと、再発行に時間がかかりますので、時間をかけて慎重にしてくださいね。
このフォームを提出するにあたっては、直接移民局に提出しにいくことになりますので、朝は早くから行く必要がでてきますが、再発行は郵送で通知が送られてきます。

ですから、しっかりした住所を記入しておく必要があります。後日、住所が変わったことを移民局に通知するのは非常に大変ですから。
 また、パスポートや本人を確認する情報が必要なので、I-102を提出する前に、必要であれば、日本の大使館、領事館に問い合わせ、パスポートを再発行してもらう必要があるでしょう。

それではまた次回まで。


 
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カテゴリー: 国際弁護士なブログ | 投稿日: | 投稿者:

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